No.06 僕が浪人していたときの話<第3話>(8月9月10月編)

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8月


8月に入っても調子は全く戻りません。予備校には行きますが、講義が終わると


はぁ、、、、

と溜息をつき、ぎゅうぎゅうの自習室で、だらだらとなんとなく勉強してました。


高校時代の友人とご飯を食べに行って、気分転換を図りましたが効果ナシ。


この気落ちの原因が何なのか掴めない


その状況が一番辛かったです。



ただ、どこかで「夏休みが終わればスランプから抜け出せる」という気持ちを持っていたことも確かでした。

そして8月末に校内マーク模試があり、夏休み終了。




夏休み明けの授業で、講師陣は口を揃えて夏休みの感想を聞いてきましたが、僕の心は大嵐。もう聞かないでくれ!と心の底から音のない声で叫んでいました。


こういった状況で友達がいないことも、かなりの痛手でした。高校時代の友人に毎日会えるわけでもないので、うっぷんは溜まるばかり。



この時のプチハッピーは担任の先生に進路相談することでした。


人と話すことはストレスレベルを下げる

ということを強く実感した瞬間でした。






9月


気分をどうすることも出来ないことを悟った私は次の作戦を決行しました。

自習時間を計り、毎日メモすること

です。



そして、これが案外効果アリでした。この作業によって

学習量の視覚化

に成功し、調子の良い日には「達成感」を、悪い日には「焦燥感」を感じ、それが次の日のモチベーションになりました。



しかし、ここで恐れていたことが、、、、、、、








模試の結果が悪い。








とてもショックでした。ペースが回復してきた矢先に、目の前が真っ暗になりました。まぁ、今考えると、皆が必死こいて勉強していた8月にスランプを経験していたのだから、当然ちゃ当然なのですが、、、





そして、ここで僕の悪いところ発揮。


気分の落ち込みにつられて、勉強時間が減少!!!!!!!!!!!



信じられますか?僕は信じられません。何て意思の弱いやつなんだ。

でも、事実でした。



週に2回ほど必修の授業をさぼるようになり、休日に予備校に行くのもやめてしまいました。さすがに地元の図書館で勉強していましたが、閉館時間の関係で勉強量は必然的に減少。

そんなこんなでセンターまで4か月を切ってしまいました。





10月


どうやら調子の戻らない様子の僕。その目の前に突如、クラス担当がッ!!!!!!!!!!  …▼


▶ ニゲル

  ツカマル

  アヤマル

ニゲル ヲ センタク。  ……… シッパイ!


  ニゲル

  ツカマル

▶ アヤマル

アヤマル ヲ センタク。  ……… シッパイ!

レオ ハ ツカマッタ。


茶番が過ぎましたが、担任に捕まりました。



ただ、クラス担任は大変優しかったのです。僕を心配し、親身に僕の話を聞いてくれました。プレッシャーは与えてきましたが、それがプラスに働くように(僕のやる気を引き出すように)アドバイスをくれました。



これには大変救われたことを覚えています。

僕は気分が落ちている時に1人で抱え込む性質がありました。担任は僕のその性格を知って、それから定期的に僕をケアしてくれました。



授業にもしっかり出席するようになり、勉強量も元に戻りました。



さぁ、精神的に回復し、迎える11月。どうなる崖っぷち浪人生。



11月編へ続く、、、、


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